14:12 また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。

14:13 宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。

14:14 そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」

 

今日の聖書の個所から、福音を伝える人たちは、「貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人」に伝えればよいと考える人たちがいるようですが、明らかに神様は、「すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。」(1テモテ2:4)

 

ここで言われていることは、報いを期待しないで与えるということです。私たちの心は、誰かに何かをしてあげたいと思う時に、この人ならばこういうお返しをしてくれるかもしれないなどということを考え、それを期待して与えるということがあるのではないでしょうか。

 

そうした場合には、この世的には地位のある人や財産のある人などにおべっかを使ったり、ひいき目に見たりするようなことがあるかもしれません。しかし、イエス様は、むしろお返しが出来ない人に施すことによって、天で見ておられるあなたの神はそれに報いてくださるだろうと言われるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、人の上に立ちたいという思いは誰もが持っていますが、それは特にこの世的な成功者になったり、高い地位を獲得したり、多くの財産を得るようになると人は傲慢になったり、他の人を見下すようになる傾向が強いようです。そのような誘惑に陥ることがありませんように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。