12:38 すると、何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、「先生、しるしを見せてください」と言った。
律法学者とファリサイ派の人々は、イエス様が神の霊によって悪霊を追い出しておられるのを見て、あれは悪霊のかしらベルゼブルによって悪霊を追い出しているのだと言いました。そのように語りながら、さらにしるしを見せてくださいというのです。
イエス様が28節で、「わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と言われたように、悪霊を追い出すことは、イエス様において、神の国が到来したことのしるしに他なりませんでしたが、ファリサイ派の人々にとっては、悪霊の頭によって不遜なことを行っている不穏分子であり、イエス様を殺害する口実を見つけようとしているのです。
23節に、「群衆は皆驚いて、『この人こそダビデの子ではないだろうか』と言った」とありましたが、ファリサイ派の人々は、「あなたがダビデの子、メシア、救い主であるならば、そのしるしをはっきりと示してほしい」と言ったのです。
祈り
天の父なる神様、悪魔や悪霊の影響を受け、暗闇の中に生きていた私たちのために光がもたらされ、イエス・キリストによって神の国をもたらしてくださった恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。