7:8 未婚者とやもめに言いますが、皆わたしのように独りでいるのがよいでしょう。

 7:9 しかし、自分を抑制できなければ結婚しなさい。情欲に身を焦がすよりは、結婚した方がましだからです。

 

パウロはコリント教会にいる「未婚者とやもめ」に対して、「皆わたしのように独りでいるのがよいでしょう」と語りました。パウロが未婚者とやもめにとって良いと言っているのは、現状に留まっていることを勧めているということです。

 

なぜかと言えば、パウロは世の終わりの定められた時は迫っているという終末信仰によるものです。26節には、「今危機が迫っている状態にあるので、こうするのがよいとわたしは考えます。つまり、人は現状にとどまっているのがよいのです」と述べています。

 

世の終わりがいつ来るのかは、私たちには分かりません。独身が良いのか、結婚した方がよいのかという事も、主に祈り求めつつ、自分自身で神の御心を求めて判断することです。結婚すれば不倫のリスクが減るかということも分かりませんが、神とつながって生きることこそが、私たち自身を豊かに導くものであるということが出来ます。

 

祈り

 

天の父なる神様、独身であるにせよ、結婚するにせよ、いずれにしても神の御心を求めて生きることが出来ますように。この人生のすべてを守り導いてください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。