5:1 これはアダムの系図の書である。神は人を創造された日、神に似せてこれを造られ、
5:2 男と女に創造された。創造の日に、彼らを祝福されて、人と名付けられた。
5:3 アダムは百三十歳になったとき、自分に似た、自分にかたどった男の子をもうけた。アダムはその子をセトと名付けた。
ここにはアダムの系図が記されていますが、歴代誌上の1章にはアダムからアブラハムに続く系図があり、ルカによる福音書3章にも、アダムからアブラハム、そしてダビデ、イエス・キリストへと続く系図が記されています。
この系図は、神が救いの約束をこの歴史の中に確かに約束の通りに実現しておられることを表しています。4章26節には、「セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。」と言われていましたが、ここには神の選びがありました。
すなわち神は、アダムに続く子供として、カインではなく、セトを選び、つづいてエノシュを救い主イエス・キリストに続く家系としてお選びになりました。やがてノアの時代には、ノアとその子供たちを除く人たちは滅ぼされてしまいますから、アダムからノアに至る系図に記されている方々は皆、私たちの先祖であるということが出来ます。
祈り
天の父なる神様、この歴史の中に生を与えてくださいましたことを感謝いたします。人類が罪を犯したにもかかわらず、この世界はあなたの栄光の舞台です。造られた世界はあなたの栄光を現わし、あなたの救いの御業は、必ず実現されてまいります。あなたの御名があがめられ、あなたの御国が来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。