24:4 そのため途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人がそばに現れた。

24:5 婦人たちが恐れて地に顔を伏せると、二人は言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。

24:6 あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。

24:7 人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。」

24:8 そこで、婦人たちはイエスの言葉を思い出した。

24:9 そして、墓から帰って、十一人とほかの人皆に一部始終を知らせた。

 

空っぽの墓を見て途方に暮れている婦人たちに、天使が現れて言いました。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。 人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。」

 

イエス様の弟子たちは、かねてから、「人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている」ということを少なくとも3度言われていましたが、その言葉を理解することも信じることも出来なかったようです。

 

婦人の弟子たちは、天使に言われて、空の墓を目撃しましたが、それでも復活を信じるということについてはまだ信じられなかったように思われます。彼らはやがて、復活のキリストに出会うことになりますが、復活のキリストに出会い、聖霊に導かれてようやくこれを信じるように導かれていくのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、死んだ人が復活するということは、私たちにはなかなか信じられないものですが、この天地を創造し、日々新たな命を生み出し、育んでおられる神様にとってはむしろそれは当然可能なことであると思います。しかし、罪ある者がその罪を赦されて聖なる者、義なる者とされるためには、神の御子の人としての生涯と十字架の死と復活が不可欠であったことを覚える時、あなたの憐みと愛の大きさに圧倒されるものです。私のために苦しみを受けてくださったあなたの恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。