15:1 わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。

 15:2 おのおの善を行って隣人を喜ばせ、互いの向上に努めるべきです。

 15:3 キリストも御自分の満足はお求めになりませんでした。「あなたをそしる者のそしりが、わたしにふりかかった」と書いてあるとおりです。

 

「わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。」と言われています。私たちは強い者なのかといえば実際には神によらなければ何もできない弱い者であり、自分で決断したことも実行できない弱い者であると思いますが、ここで言われているのは、あなた方は神によって強いものとされているのだから、この世にあって弱い者を支え、助け、愛するものとなるようにと言われているのです。

 

自分自身を満足させるよりも他者に寄り添って生きるようにとも教えられています。イエス・キリストのご生涯はまさにそのような生涯を過ごされたのでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちが生きるために必要なすべての者を与え、罪を贖うためにひとり子であるイエス・キリストをもお与えくださる恵みを感謝いたします。主と共に、主に似た者へと変えられていきますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。