1:29 あらゆる不義、悪、むさぼり、悪意に満ち、ねたみ、殺意、不和、欺き、邪念にあふれ、陰口を言い、

 1:30 人をそしり、神を憎み、人を侮り、高慢であり、大言を吐き、悪事をたくらみ、親に逆らい、

 1:31 無知、不誠実、無情、無慈悲です。

 1:32 彼らは、このようなことを行う者が死に値するという神の定めを知っていながら、自分でそれを行うだけではなく、他人の同じ行為をも是認しています。

 

ここには、先にガラテヤ書の「肉の思い」として紹介されていたのとほぼ同様の悪行が列挙されています。これは決して他人事ではなく、私たちすべての者がこうした思いを抱いたり行ったりしてきたのではないでしょうか。

 

これは3章10節で、「正しい者はいない。一人もいない。」と言われているとおりです。私たちは皆例外なく、神の裁きを受けざるを得ない者です。

 

自分の罪を自覚することは、人間にとっては辛いことでもあるでしょうが、罪がありながらもそれを否認したり、それを無視して自らをごまかすようなことではなく、あくまでも自分に正直であることは重要なことです。「幼子」のように神を求める思いを大切にしたいものです。

 

祈り

 

天の父なる神様、自分の罪を否認するのではなく、あなたの前にも自分自身に対しても正直な者として、幼子のようにあなたを慕い求めることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。