7:16 あなたがたは、その実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。
7:17 すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。
「すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。」と言われています。「実を結ぶ」とはどういう事でしょうか。「木とその実」について12章33節以下には次のように言われています。
「木が良ければその実も良いとし、木が悪ければその実も悪いとしなさい。木の良し悪しは、その結ぶ実で分かる。蝮の子らよ、あなたたちは悪い人間であるのに、どうして良いことが言えようか。人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである。善い人は、良いものを入れた倉から良いものを取り出し、悪い人は、悪いものを入れた倉から悪いものを取り出してくる。言っておくが、人は自分の話したつまらない言葉についてもすべて、裁きの日には責任を問われる。」(マタイ12:33~36節)
「あなたたちは悪い人間であるのに、どうして良いことが言えようか。人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである。」と言われています。また、ローマ書3章には、「正しい者はいない。一人もいない。悟る者もなく、/神を探し求める者もいない。皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。善を行う者はいない。ただの一人もいない。」(ローマ書3:110~12節)
神様から見れば、「正しいものはひとりもいない。すべての人が悪い人間である」と言われているのです。すなわち、人間のうちにはすべてが悪い木であり悪い実を結ぶ者なのです。渋柿が甘柿に接ぎ木されれば、甘い実を実らせることが出来るように、イエス・キリストという良い木に接ぎ木されることこそが私たちに求められていることなのです。
祈り
天の父なる神様、良い木であるイエス・キリストとつながって生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。