4:1 さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。
イエス様は、バプテスマのヨハネから洗礼をお受けになりましたが、そのとき天が開いて父なる神によってメシア(救い主)として任職されました。その後、「イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。」と言われています。
聖霊がイエス様を悪魔の誘惑を受けるために荒野に導かれたというのです。悪魔の誘惑は神様からの試練でした。悪魔にしてみれば誘惑して、メシアとしての働きを挫折させ、イエス様自身を堕落させようということですが、イエス様にとってみれば、これは神様によって与えられた試練でした。
イエス様は荒れ野に行かれましたが、「荒れ野」は悪魔の住みかであると同時に神と出会う場であると考えられておりました。ですから、荒れ野はイエス様が悪魔から誘惑を、神様から試練を受けるために、最適の場所であると言うことができます。
祈り
天の父なる神様、誕生なさる時もそうでしたが、いよいよメシアとしてのお働きを行う時、その初めから悪魔の誘惑(試練)を経験し、苦難を経験しつつ、私たちの救い主として歩んでくださった恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。