13:1 わたしがあなたがたのところに行くのは、これで三度目です。すべてのことは、二人ないし三人の証人の口によって確定されるべきです。

 13:2 以前罪を犯した人と、他のすべての人々に、そちらでの二度目の滞在中に前もって言っておいたように、離れている今もあらかじめ言っておきます。今度そちらに行ったら、容赦しません。

 

「すべてのことは、二人ないし三人の証人の口によって確定されるべきです。」と言う言葉は、申命記19章15節からの引用です。そこには次のように記されています。「いかなる犯罪であれ、およそ人の犯す罪について、一人の証人によって立証されることはない。二人ないし三人の証人の証言によって、その事は立証されねばならない。」(申命記19:15)

 

マタイによる福音書18章15節以下には、このことに関しての主イエスのみ言葉が記されています。「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によって確定されるようになるためである。それでも聞き入れなければ、教会に申し出なさい。教会の言うことも聞き入れないなら、その人を異邦人か徴税人と同様に見なしなさい。」

 

誰かが罪を犯した場合、先ずはその人と二人だけで忠告し、相手が聞き入れない場合は、他に一人か二人を連れて行って話し、他の人を含めた複数の人によってその問題を解決するようにと教えられているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、誰かが罪を犯した場合、イエス・キリストは赦すことを教えて下さり、実際に罪の中にある私たちの罪を赦し、贖って下さった恵みを感謝いたします。今日の聖句は、誰かが罪を犯した場合の具体的な対処法について記されているところです。罪を犯したことをそのままにしたり、うやむやにするのではなく、きちんとした対処をして自分も相手の人も神の御心に沿った歩みをしていくことが出来るように教えられています。そのようにあなたの御心を求めて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。