18:1 そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。

 

イエス様がカファルナウムの家で、ペトロと神殿税について論じ合ったそのとき、弟子たちはイエス様のところに来て、こう言いました。「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」。

 

誰が一番偉いのかという事は、私たちは意識的であれ、無意識的であれ自分の心に思い浮かべることがあるのではないでしょうか。そして人と人とを比較してあの人は、この人はと考えたり、自分はどの位置にあるのかと考えることもあるのではないでしょうか。

 

そうした思いの背景には、自分が他の人に認められたいとか、他の人よりも上に立ちたいという思いがあるようにも思われます。弟子たちは「天の国」ではどうなのかと尋ねています。天の国とは神の国であって、神様の御心が完全に行われるところです。

 

天の国で、誰が最も大いなる者であるのか。この問いは、弟子たちの大きな関心事であったようです。イエス様が天の国の王であるとすれば、その弟子である自分たちは、高い位につくことが出来るに違いないという思惑もあったと思われます。

 

祈り

 

天の父なる神様、誰が一番偉いのかということは、私たちの心にもある思いですが、あなたの目から見て誰が偉いのか教えられながら、真実にあなたに喜ばれるものとなることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。