9:46 弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いかという議論が起きた。

9:47 イエスは彼らの心の内を見抜き、一人の子供の手を取り、御自分のそばに立たせて、

9:48 言われた。「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」

 

「弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いかという議論が起き」ました。これは弟子たちと言わず、私たちの心のうちにも、誰が偉いのかという思いをしばしば持っているのではないでしょうか。

 

この時、主イエスは、一人の子供の手を取って、次のように言われました。「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」

 

誰が偉いのかという思いのうちにある弟子たちに、イエス様は、子供を受け入れる者はわたしを受け入れるのだと言われました。この世の社会では、人を蹴落としてでも自分が上になりたいと思うような価値観がありますが、神にとってはこの世の弱い立場の人であっても、小さな存在と思われる存在であっても尊い存在なのだと言われるのです。

 

私は価値がない。私のような者は生きていても仕方がないなどと思う人がいるかもしれませんが、神はそのような人をも大切な存在として覚えておられるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、この世界には様々な差別がありますが、あなたがこの世界に生み出してくださった人、すべてを大切な存在として覚えておられます。私たちもそのように人々を受け入れることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。