9:49 そこで、ヨハネが言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちと一緒にあなたに従わないので、やめさせようとしました。」

9:50 イエスは言われた。「やめさせてはならない。あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである。」

 

イエス様を信じているわけではないのに、「イエス・キリストの御名によって命じる」というと悪霊を追い出すことが出来たようです。

 

それで弟子たちは、勝手に名前を使っていると思ったのでしょう。そうした働きをやめさせようとしました。しかし、イエス様は、「やめさせてはならない。あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである。」と言われました。

 

信仰をもって行うということでなくても、良い働きをしている人たちの働きを、神は受け入れてくださいます。そして、「あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである。」と言われたのです。

 

私たちは、自分たちと違うルーツを持つ人や異なる民族などの人、あるいは違う思想や宗教を持つ人を敵視したり、差別をしたり、自分とは相いれないと考えてしまうようなところがあるかもしれません。

 

特に日本のような島国で、ほとんどの人が同じ言語、同じ民族であれば、そうでない人たちに対する理解や対応も難しさがあると思います。けれども、お付き合いをすれば同じ人間であることが分かりますし、お付き合いすることによって考え方の視野も広がってくるのではないかと思います。

 

祈り

 

天の父なる神様、聖書には「在留異国人」や社会における弱い立場の人々を大切にするように教えられています。また「あなたがたに逆らわない者は、あなたがたの味方なのである。」と言われたあなたのみ言葉を覚えて、違いを持つ人々にも関心を持ちつつ、あなたの御心にかなう社会を築いていくことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。