10:1 主はモーセに言われた。「ファラオのもとに行きなさい。彼とその家臣の心を頑迷にしたのは、わたし自身である。それは、彼らのただ中でわたしがこれらのしるしを行うためであり、

10:2 わたしがエジプト人をどのようにあしらったか、どのようなしるしを行ったかをあなたが子孫に語り伝え、わたしが主であることをあなたたちが知るためである。」

 

今日のみ言葉は、神への畏れを新たに覚えさせられるものです。

神は今日のみ言葉によって次のように言われました。「彼とその家臣の心を頑迷にしたのは、わたし自身である。それは、彼らのただ中でわたしがこれらのしるしを行うためであり、わたしがエジプト人をどのようにあしらったか、どのようなしるしを行ったかをあなたが子孫に語り伝え、わたしが主であることをあなたたちが知るためである。」

 

神ご自身が、エジプトの王様とその家臣たちをかたくなにしたのだと言われるのです。私たちは罪の中にあり、そのままでは滅びるばかりのものであったのに、神の恵みの選びによって、神を知り、神への信仰を与えられ、キリストにある救いに導かれたことを教えられます。

 

出エジプト記3319節において、神は、「わたしは恵もうとする者を恵み、憐れもうとする者を憐れむ。」と言っておられます。このようにエジプトの王様をかたくなにしたのは、「わたしが主であることをあなたたちが知るため」であると言われています。私たちが信仰に導かれたのは、私たちの功績や努力の結果ではなく、ただ神の恵みによることが教えられています。

 

祈り

 

天の父なる神様、行いによってはあなたの救いに与ることが出来ない私たちを、ただ憐みによって、恵みによって救いに導いてくださることを感謝いたします。石のようなかたい心ではなく幼子のような柔らかい心であなたの恵みを受け止めるものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。