4:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。
4:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。
神は、カインに対して守りと支えを与えてくださることをお語りになりました。罪を犯してもその人がなお守られ、支えられることがなければ、その人は罪を悔い改めて救われる機会を奪われてしまうからです。「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられます。」(1テモテ2:4)と言われているとおりです。
神はカインをも愛しておられて、「カインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。」とあるように、神はカインを守られるのです。
このような神の御心は、イザヤ書65章に「反逆の民、思いのままに良くない道を歩く民に/絶えることなく手を差し伸べてきた。」(イザヤ65:2)と言われていることにも表されています。やがて、このしるしは、主イエスの十字架において極まるのです。
祈り
天の父なる神様、私たちもカインと同じように自分の罪はとても重くて担いきれません。しかし、「私は罪人を招くために来た」と言ってくださるキリストにおいて、私自身が解決しなければならない最も重大な問題を既に解決してくださっていることを感謝いたします。あなたの恵みと支えの御手の中で、弁護者であるキリストと共に歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。