こういうわけで、そのことを聞いたときから、わたしたちは、絶えずあなたがたのために祈り、願っています。どうか、“霊”によるあらゆる知恵と理解によって、神の御心を十分悟り、すべての点で主に喜ばれるように主に従って歩み、あらゆる善い業を行って実を結び、神をますます深く知るように。コロサイ1:7~9
パウロがコロサイの人々に対して抱いている神への感謝の気持ちは、やがて熱心な祈りへと移行していきます。彼はコロサイの人々が、神の御心をよく理解し、それを実行するようにと願っています。
そして、「主に従って歩み、あらゆる善い業を行って実を結ぶ」ようになる時、彼らはさらに神を深く知ることが出来るようになるのです。
「知恵と理解」は、旧約聖書では、例えば、申命記4:6、歴代誌上22:12、歴代誌下1~10~11、イザヤ書11:2,29:14などにも一緒に用いられている言葉です。
霊によるあらゆる「知恵と理解」と言われているように、これは神の御霊によって与えられるもので、人が通常ではその理解に到達できないようなことを、神の御霊は実現してくださり、実際に神によってもたらされる救いへと私たちを導いてくださるのです。
祈り
天の父なる神様、御霊の導きによって、すでに私たちに知恵と理解を与えてくださっていますが、さらに深く、広く、私たちの暮らしにおいて神の民として歩むことが出来るように、すべての点で主に喜ばれることが出来るようにお導きください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。