父親たち、子供をいらだたせてはならない。いじけるといけないからです。奴隷たち、どんなことについても肉による主人に従いなさい。人にへつらおうとしてうわべだけで仕えず、主を畏れつつ、真心を込めて従いなさい。何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい。コロサイ3:21~23
パウロは私たちの神との関係について詳細に語るとともに、夫婦関係について、親と子の関係について、そして主人と奴隷の関係について記しています。
当時は当然のように奴隷制が認められている社会でしたが、キリスト教会においては、主人と奴隷という身分の違いを超えた兄弟姉妹という交わりを形作っていました。例えば、使徒の働きには次のように記されています。
「信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。信者の中には、一人も貧しい人がいなかった。土地や家を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、使徒たちの足もとに置き、その金は必要に応じて、おのおのに分配されたからである。」(使徒4:32~35)
この世の在り方とキリスト教会の姿とはまるで違っていたのです。
祈り
天の父なる神様、あなたは闇の中に「光よあれ」と言って光をもたらしてくださいましたが、自らの罪の奴隷となっていた私たちを解放し、救いをもたらしてくださったことを感謝いたします。いつも主に従うものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。