そして、あなたがたはひどい苦しみの中で、聖霊による喜びをもって御言葉を受け入れ、わたしたちに倣う者、そして主に倣う者となり、マケドニア州とアカイア州にいるすべての信者の模範となるに至ったのです。1テサロニケ1:6~7
テサロニケの教会の人々は、ひどい苦しみと聖霊による喜びを体験していました。ここに言われているひどい苦しみは、使徒17章5~9節に記されているテサロニケで起こった事件をさしていると思われます。それは以下にある事件でした。
「しかし、ユダヤ人たちはそれをねたみ、広場にたむろしているならず者を何人か抱き込んで暴動を起こし、町を混乱させ、ヤソンの家を襲い、二人を民衆の前に引き出そうとして捜した。しかし、二人が見つからなかったので、ヤソンと数人の兄弟を町の当局者たちのところへ引き立てて行って、大声で言った。「世界中を騒がせてきた連中が、ここにも来ています。ヤソンは彼らをかくまっているのです。彼らは皇帝の勅令に背いて、『イエスという別の王がいる』と言っています。」これを聞いた群衆と町の当局者たちは動揺した。当局者たちは、ヤソンやほかの者たちから保証金を取ったうえで彼らを釈放した。」(使徒17:5~9)
また、「聖霊が与える喜び」は、悪口、病苦、迫害などの苦しみに耐える時、神を信じるものに与えられる聖霊の実なのです。
苦しみと喜び、私たちは喜びだけが欲しいと考えますが、聖書を見ると信仰に生きた人たちは例外なく「苦しみと喜び」をセットでいただいていたことが分かります。
祈り
天の父なる神様、主イエスに倣う者となることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。