5:9 エノシュは九十歳になったとき、ケナンをもうけた。
5:10 エノシュは、ケナンが生まれた後八百十五年生きて、息子や娘をもうけた。
5:11 エノシュは九百五年生き、そして死んだ。
カインとその子供たちは、その心が神に向かうということが、残念ながらなかったようです。しかし、4章26節には、「セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。」と言われていました。
エノシュとは、「弱い者」という意味を持った名前です。エノシュだけではなく、人間はみな弱い者ですが、エノシュは、高慢なものではなく、自分の弱さを自覚する者、自分の罪を知るからこそ神を求める者となったのです。
神はそういう者から真の礼拝者を生み出していかれるのです。ここに私たちの希望があります。カインの子孫が鉄器を武器とした時代に、エノシュは祈りをもって神と共に生きようとした人でした。
祈り
天の父なる神様、エノシュのように自らの罪や弱さを自覚し、砕かれた心をもってあなたと共に歩むものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。