17:6 わたしは、あなたをますます繁栄させ、諸国民の父とする。王となる者たちがあなたから出るであろう。

17:7 わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。

17:8 わたしは、あなたが滞在しているこのカナンのすべての土地を、あなたとその子孫に、永久の所有地として与える。わたしは彼らの神となる。」

 

3節では、アブラムは主の言葉を聞いてひれ伏したと言われています。自分の不信仰や過ちにもかかわらず、私を愛してくださる神に出会うとき、人はひれ伏すより他になすべきことがありません。

 

これは、「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」(ヨハネ20:25)と言っていたトマスが、復活の主イエスに出会ったときに、主イエスの前にひれ伏して「わたしの主、わたしの神よ」と言ったのと同じです。

 

神はアブラムに、これまでも契約を結ぶことを語られましたが、ここでは、「わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。」と言われました。この契約は、アブラハム個人との間のある期間限定のものではなく永遠の契約を結ぶと言われたのです。

 

人間通しで結ぶ契約は、いずれも期間限定のものです。しかし、神は、私たち人類と、変わることのない永遠の契約を結んでくださったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは私たち人類との間に永遠の契約を結んでくださいましたから、あなたのみ言葉は今日の私への言葉であり、私への約束であることを覚えて感謝いたします。あなたがこの契約に基づいて救いの御業を実現していてくださる恵みを、私への福音として受け止めることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。