17:23 アブラハムは、息子のイシュマエルをはじめ、家で生まれた奴隷や買い取った奴隷など、自分の家にいる人々のうち、男子を皆集めて、すぐその日に、神が命じられたとおり包皮に割礼を施した。
17:24 アブラハムが包皮に割礼を受けたのは、九十九歳、
17:25 息子イシュマエルが包皮に割礼を受けたのは、十三歳であった。
17:26 アブラハムと息子のイシュマエルは、すぐその日に割礼を受けた。
17:27 アブラハムの家の男子は、家で生まれた奴隷も外国人から買い取った奴隷も皆、共に割礼を受けた。
神は、アブラハムに永遠の契約のしるしとして、割礼を受けるように教えられました。それ以来、生まれた子供には8日目に割礼を授けることを、ユダヤ教、イスラム教の人々は現在も行っています。
主イエスご自身も、生まれて8日目に割礼を受けていたことは間違いありませんが、新約(新しい契約)の時代には、イエス・キリストを信じる人たちが、世界中に広がっていく中で、(ユダヤ人以外の)異邦人も割礼を受けなければならないか否かが問題となりました。
そこで、使徒たちはエルサレムで会議を開き、神の御心を尋ねつつそこで出した結論は、異邦人は割礼を受けなくても、また儀式律法を行わなくても、イエス・キリストを救い主と信じる信仰によって救われるということを確認したのです。この時の模様が使徒の働き15章に述べられています。
祈り
天の父なる神様、あなたは、年老いたアブラムに子孫を与えると約束し、人類との間に契約を結び、実際にアブラハムの子孫からイエス・キリストを生まれさせてくださり、この契約を実現してくださっていることを感謝いたします。旧約の時代は割礼をそのしるしとして与えてくださいましたが、新約の時代には、洗礼をそのしるしとして与えてくださいました。しかし、重要なことは外面的なしるしよりは、真心であり、あなたに信頼して生きる信仰こそあなたが求められることです。そのような真実の信仰に生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。