6:10 主はモーセに仰せになった。
6:11 「エジプトの王ファラオのもとに行って、イスラエルの人々を国から去らせるように説得しなさい。」
6:12 モーセは主に訴えた。「御覧のとおり、イスラエルの人々でさえわたしに聞こうとしないのに、どうしてファラオが唇に割礼のないわたしの言うことを聞くでしょうか。」
6:13 主はモーセとアロンに語って、イスラエルの人々とエジプトの王ファラオにかかわる命令を与えられた。それは、イスラエルの人々をエジプトの国から導き出せというものであった。
この当時、奴隷の民イスラエルを解放するようにと訴えるために、エジプトの王様のところに行くということは命がけの覚悟が必要なことであったと思われます。
ヘブライ人への手紙11章の初めには、「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」と言われていますが、すでに実現していることではなく、今はまだ実現していない。暗黒が、闇が覆っていると思われる現実の中で、神の言葉を信頼して、神に従っていこうとすることが進行だということが出来ます。
モーセは、今はまだ実現していない状態の中で、神に信頼し、神の言葉に従っていきました。ここに神への信仰者の姿が指し示されているのです。
祈り
天の父なる神様、あなたによって生かされている私たちです。感謝をもって、信仰によって歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。