7:14 主はモーセに言われた。「ファラオの心は頑迷で、民を去らせない。
7:15 明朝、ファラオのところへ行きなさい。彼は水辺に下りて来る。あなたは蛇になったあの杖を手に持ち、ナイル川の岸辺に立って、彼を待ち受け、
7:16 彼に言いなさい。ヘブライ人の神、主がわたしをあなたのもとに遣わして、『わたしの民を去らせ、荒れ野でわたしに仕えさせよ』と命じられたのに、あなたは今に至るまで聞き入れない。
7:17 主はこう言われた。『このことによって、あなたは、わたしが主であることを知る』と。見よ、わたしの手にある杖でナイル川の水を打つと、水は血に変わる。
神は、エジプトの王様の心が頑なで、イスラエルを簡単には生かせないことをよくご存知でした。
そのために神は、まさに神によって引き起こされたものであるという災いを下して、やがてはイスラエルがエジプトから脱出するようにされるのです。
まず、神がエジプトの人々に下された災いは、ナイル川の水が地に変わるというものでした。この地方ではすべての水をナイル川から引いてきておりましたから、水が血に変わるということのために、生活のあらゆる面で支障をきたすことになりました。
もしも私たちが普段いただいている水道水が水に変わったら、私たちはどうでしょうか。食事も洗濯も、血にまみれるようなものになったなら、何だか自分たちは神に呪われているのではないかと思うのではないでしょうか。
これから神がエジプトに下す災いは、単なる災いではなく神による裁きを象徴的に表しているものです。
祈り
天の父なる神様、水が血に変わるという災いによって、神による裁きがあることを示してくださいました。罪ある者は、いずれ神の裁きの座におかれる時が来ます。しかし、出エジプト記には、すでに子羊の贖いによる罪の赦しが示されたように、私たちは、神のひとり子であるイエス・キリストによる罪の贖いが与えられていることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。