13:5 主が、あなたに与えると先祖に誓われた乳と蜜の流れる土地、カナン人、ヘト人、アモリ人、ヒビ人、エブス人の土地にあなたを導き入れられるとき、あなたはこの月にこの儀式を行わねばならない。

13:6 七日の間、酵母を入れないパンを食べねばならない。七日目には主のための祭りをする。

13:7 酵母を入れないパンを七日の間食べる。あなたのもとに酵母入りのパンがあってはならないし、あなたの領土のどこにも酵母があってはならない。

13:8 あなたはこの日、自分の子供に告げなければならない。『これは、わたしがエジプトから出たとき、主がわたしのために行われたことのゆえである』と。

13:9 あなたは、この言葉を自分の腕と額に付けて記憶のしるしとし、主の教えを口ずさまねばならない。主が力強い御手をもって、あなたをエジプトから導き出されたからである。

13:10 あなたはこの掟を毎年定められたときに守らねばならない。

 

神は、イスラエルの人々に「主が、あなたに与えると先祖に誓われた乳と蜜の流れる土地」こそがあなた方が住むべきところであり、そこに向けてこれからの旅が始まることを告げられます。

 

これはこの地上においては現在イスラエルが建国されているカナンの土地になりますが、ヘブライ人への手紙11章を見ると、「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。・・・ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。」(ヘブライ11:13~16)

 

アブラハムは約束の地カナンに住むようになりましたが、「(この地上においては)約束のものを手に入れませんでしたが」、「ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。」と言われているのです。

 

これはアブラハムだけのことではなく、神を信じて生きるクリスチャンも、神が与えてくださるさらにまさった故郷、すなわち天の故郷を目指して生きる者です。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが私たちに与えてくださる約束の地は、この地上にある場所ではなく、この世を去った後に与えられる天の故郷です。私たちもアブラハムのように天の故郷を目指して歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。