20:7 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。
「主の名をみだりに唱えてはならない」と言われています。私たちが神様に心を向けたり、お祈りしたり、神様に従おうとすることを神様は喜んでくださいます。
主イエスが、祈る時にはこのように祈りなさいと言って与えて下さった主の祈りは、何よりも神の御名を呼ぶ祈りであるということが出来ます。イエス様は、私たちに「アバ父よ」と呼ぶことを教えて下さいました。
ここでは神の名をみだりに唱えてはならないといわれました。ここに言われている「みだりに」とは、「不適切に」唱えてはならないということです。
主の名を「みだりに」唱えるというのは、それを自分のために、自分の願いや思いを実現するために利用しようとすることです。そのようにして、神様ご自身を、人間の道具にしてしまうことです。神様を自分に従わせ、自分のために利用ようとしていることがいかに多いことでしょうか。
「主の名をみだりに唱えてはならない」というのは、裏返して言えば、「主のみ名があがめられることを祈り求める」ということです。私の栄光ではなく、神のみ名があがめられ、神の栄光があらわされるように歩み続けていきたいものです。
祈り
天の父なる神様、私たちは、ともすると自分の願いを達成するためにあなたを召使にしているような祈りや願いをもってあなたの御名をみだりに唱えてしまうことがあります。真実の意味であなたの栄光があらわされ、あなたの御名があがめられますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。