1:1 -2わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに、物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています。
1:3 そこで、敬愛するテオフィロさま、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。
1:4 お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。
出エジプト記の途中まで行きましたが、その後は細かな律法の規定になりますので、新約聖書のルカによる福音書から読み進めていきたいと思います。
ルカによる福音書は、使徒たちとも親しい交わりを持ち、パウロと共に伝道活動に携わった医者であるルカが記したものですが、ルカは主にイエス・キリストの生涯を記した福音書を第1巻として記すとともに、その後の初代教会の姿を使徒言行録(使徒の働き)として第2巻として記しました。
ですから、ルカによる福音書と使徒の働きを読めば、主イエスがそのご生涯においてなさったことと共に、その後の初代教会における使徒たちや聖霊の働きについて知ることが出来るのです。
この書は「テオフィロ」という方への献呈としてルカが書いたものだと言われています。使徒の働きの冒頭には「テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。」と言われています。
「テオフィロ」がどのような人物であったか定かではありませんが、彼はこの二つの書物が書かれるためにも、また主に在るルカの働き自体を支援してきた人物と思われます。この二つの書物も神の導きによってもたらされていることを心より感謝いたします。
祈り
天の父なる神様、旧約の時代より約束されていた救い主メシアであるイエス・キリストを私たちのためにお遣わし下さりありがとうございます。新しい契約をもたらしてくださり、復活の主イエス様が聖霊において私たちと共にいてくださることを感謝いたします。
イエス様とともに生涯を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。