8:19 さて、イエスのところに母と兄弟たちが来たが、群衆のために近づくことができなかった。
8:20 そこでイエスに、「母上と御兄弟たちが、お会いしたいと外に立っておられます」との知らせがあった。
8:21 するとイエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」とお答えになった。
主イエスは、父親であるヨセフと母親であるマリアとの間にお生まれになり、この家族のもとで成長し、やがて30歳を過ぎるころには公生涯といわれる救い主としてのお働きを始めていかれました。
そしてある日、「母と兄弟たち」が、イエス様に会いにやってきたときのことです。「母上と御兄弟たちが、お会いしたいと外に立っておられます」と言われたとき、イエス様は、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」とお答えになったのでした。
イエス様にとっては、血のつながりのある母や兄弟よりも、「神の言葉を聞いて行う人たち」こそが真実の兄弟であると言われたのです。
私たちの暮らしている社会の常識に従えば、血のつながりがなければ家族になることは出来ませんが、イエス様は、そうではなく、イエス・キリストを信じる信仰によって、神と共に生きていこうとする者を家族として、兄弟として迎えてくださるのです。
祈り
天の父なる神様、あなたの兄弟姉妹としてお迎えくださることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。