12:29 あなたがたも、何を食べようか、何を飲もうかと考えてはならない。また、思い悩むな。

12:30 それはみな、世の異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである。

 

私たちの祈りは、「これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである。」父なる神に祈るものですから、神に願いを聞いていただくための祈りというよりは、神に感謝したり、神を讃美したり、罪を告白したり、神の御心を受け止めていくような祈りの要素が強調されていくことになるのではないかと思います。

 

家庭の主婦の方であれば、「今日の夕食は何にしようか。お出かけには何を着ていこうか」などと考えることもあると思います。これを否定しているのではありません。私たちが生きるために必要なものは神が与えてくださることを信頼して、必要以上に思い煩うことがないようにと勧められているのです。

 

イエス様は、ここにおいて神と私たちとの関係を、「あなたがたの父」と表現しておられます。神様は、私たちと程遠い存在なのではなくて、私たちの父なのだと言われるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちの造り主であるあなたは、私たちが生きるために必要なものをお与えくださり、ひとり子をお与えになって罪の贖いを実現し、あの放蕩息子の父親のように、私たちがあなたのもとに立ち帰るのを待ち続けておられることを感謝いたします。あなたとの豊かな交わりのうちに日々を歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。