2:1 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、
2:2 突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。
2:3 そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。
2:4 すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
イエス様の復活を目撃し、その言葉を信じて聖霊が降るのを待ち望みつつ祈っていた弟子たちのところに、ついに聖霊が降りました。神は目に見えませんから、聖霊を見ることも出来ませんが、明らかに聖霊が降ったということが分かるように神様は働いて下さいました。
「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」といわれています。
集まっていたのはユダヤ人たちですからヘブライ語を話す人たちでした。あるいはディアスポラのユダヤ人たちでギリシャ語を話す人たちもいたことでしょう。けれども、せいれいが降ると、彼らは他の国の言葉で話し出したというのです。意味のない言葉ではありません。今であれば、日本人がドイツ語を話したり、フランス語を話したり、スペイン語を話すようになったということです。これは、この後各地に出ていって、いろいろな国の人々に福音を伝えていくことを示唆しています。
祈り
天の父なる神様、五旬節の日になって聖霊が集まっている弟子たち一人一人の上に下り、このことによって弟子たちは真理を確かに悟るとともに、信仰の確信を与えられて、聖霊の導きによって教会を立て上げ、福音を広く世界に宣べ伝えるようになりました。今も私たちのうちに行われている御業を感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。