2:15 今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。
2:16 そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。
2:17 『神は言われる。終わりの時に、/わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、/若者は幻を見、老人は夢を見る。
2:18 わたしの僕やはしためにも、/そのときには、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。
2:19 上では、天に不思議な業を、/下では、地に徴を示そう。血と火と立ちこめる煙が、それだ。
2:20 主の偉大な輝かしい日が来る前に、/太陽は暗くなり、/月は血のように赤くなる。
2:21 主の名を呼び求める者は皆、救われる。』
1章8節には、イエス様が天に昇られる直前に言われた言葉が記されていました。「1:8 あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
この言葉の通り、弟子たちは聖霊が降ると力を受け、イエス・キリストの救いのみ言葉を理解し、硬く信仰に立ってイエス・キリストの福音を宣べ伝えるようになりました。
使徒ペトロは、周囲の人々が驚いたりあっけにとられている様子を見て、人々に向かって説教をします。その内容は、神の御子イエス・キリストの生涯と十字架の死と復活は、旧約聖書に預言されていたものであり、主なる神の御業であること、神はすでに預言されていた事柄をイエス・キリストによって成就し、私たちに救いの御業を実現してくださったという喜びの知らせでした。
祈り
天の父なる神様、「神は言われる。終わりの時に、/わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、/若者は幻を見、老人は夢を見る。わたしの僕やはしためにも、/そのときには、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。」という旧約聖書、ヨエル書の預言がその通りに実現し、今や世界中にイエス・キリストの福音が宣べ伝えられるようになりました。なお、さらに救いの完成のためにイエス・キリストが再び来られることを待ち望みつつ、主に在ってこの日々を送ることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。