1:1 キリスト・イエスの僕、神の福音のために選び出され、召されて使徒となったパウロから、――

 1:2 この福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので、

 1:3 御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、

 1:4 聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。

 

イエス・キリストは、その弟子たちとして12人の者をお選びになりましたが、やがて天に昇られた後で、不思議の方法でサウロ(のちのパウロ)に出会い、彼をイエス・キリストの弟子として召してくださいました。

 

新約聖書は、直接イエス・キリストに出会った使徒たちの教えであること、初代の教会において礼拝で朗読されていた書簡であることが重要な要素でしたが、パウロの書いた書簡も神の言葉としてこの聖書に含まれたのでした。

 

「福音」は「よきおとずれ」とも言われます。罪に陥ってしまった私たちを救うために、神はイエス・キリストによって私たちの罪を贖い、行いによらず信仰によってその罪を赦されて神との関係が回復されて、私たちが神の国に生きることが出来る道を開いてくださいました。

 

ローマ人への手紙には、この「福音」の恵みが豊かに示されています。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちに神の御子イエス・キリストをお遣わしになり、かけがえのない福音をもたらしてくださいました恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。