あなたは知らないのか、聞いたことはないのか。主は、とこしえにいます神/地の果てに及ぶすべてのものの造り主。倦むことなく、疲れることなく/その英知は究めがたい。 イザヤ書40章28節
あなたは知らないのか。聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。(新改訳)
「主は永遠の神、地の果てまで創造された方。」このことが分かるなら、私たちの人生観・世界観は変えられていきます。この自然界に対する見方も変わってくるのではないでしょうか。素晴らしい調和と秩序をもったこの生命の星に生まれることができたこと、ここに生かされていることに感謝を覚えます。
科学が発達したと言われている今日も、人類は一本の草花をも作り出すことが出来ません。生命の営みは、まさに人には出来ないが神にはできるという世界です。しかし、近年になって人々は、神が造られた自然なものを不自然なものに変えるようなことをしているのではないかと考えさせられています。
原子力発電所で造られる核のごみといわれる使用済み核燃料は、もともと自然界にはなかったものでした。また、遺伝子組み換え食物というものが多量に出回るようになりましたが、これも従来の作物に遺伝子操作を加えることによって、不自然で一代限りの種が作られるようになっています(F1品種)。
長い間にわたって、日本においても、お百姓さんたちは、自家採取を繰り返すことによって種を守るとともに、品種改良してきたのですが、近年になって、自家採取の種は非常に少なくなり、現在流通している種の90%以上が、一代限りのF1の種になっています。F1の種は、いうなれば雑種をかけあわせるものですが、見た目がきれいで、かたちの揃ったものが出来るということです。
見た目はきれいですが、不自然なもので子孫を残すことは出来ません。一代限りのいのちなのです。私たちには、改めて、神が造られたこのいのちの世界を感謝をもって受け入れ、いのちを重んじる生き方をすることが求められているように思います。
祈り
天の父なる神様、あなたが造られたこの世界の素晴らしさを覚えて御名をたたえます。利益追求を第1にする企業などによって自然が破壊され、不自然なものが持ち込まれることによって人々の生命も脅かされていますが、あなたの御心を求めつつ、いのちを愛する者とならせてください。
主イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。