疲れた者に力を与え/勢いを失っている者に大きな力を与えられる。若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが主に望みをおく人は新たな力を得/鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。イザヤ書40章29~31節
疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。
この世の生活を続けていく時、疲れを感じたり、自分自身の弱さを感じさせられることもあるのではないでしょうか。どんなものでも老朽化したり、最後には壊れてしまうものです。私たちもやがては老いを迎え、やがては死を迎えるときが来ます。前に、私たちのことを誰よりもよく知っておられるのは神様ご自身であることを記しました。
以前も、風呂場の水道の蛇口から水が漏れるというトラブルがありましたが、この建物の構造をよく知っている建築業者に来ていただいて直していただきました。この程度のトラブルなら、水道の専門業者にお願いすれば治していただけると思いますが、私たち自身の問題を誰よりもよくご存知の方は、実を言うと天の父なる神以外にはおられないのです。
このお方はわたしにいのちを与えてくださった方であり、「わたしの髪の毛一本一本の数もその状態もご存知」(マタイ10:30)のお方です。私たちの体を構成している細胞は、60兆個だと言われていますが、その細胞の一つ一つをすべてご存知で、私たちの考えることも、今悩んでいることもすべてをご存知のお方です。
この方が、「疲れた者に力を与え/勢いを失っている者に大きな力を」与えてくださいます。前回は、「神を知る」ということについて記しましたが、ここでもつまるところ私たちにとっては「主なる神を知る」こと、「この方に信頼する」ことが求められているのです。「主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」のです。
祈り
天の父なる神様、まことの神を知らないとき、私たちの心には、なお恐れや不安を拭い去ることのできないものでした。しかし、あなたを知るに連れて、心の中には平安と感謝と喜びが増し加わってきました。どうかさらにあなたを知ることが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。