10:7 あなたがたは、うわべのことだけ見ています。自分がキリストのものだと信じきっている人がいれば、その人は、自分と同じくわたしたちもキリストのものであることを、もう一度考えてみるがよい。

 10:8 あなたがたを打ち倒すためではなく、造り上げるために主がわたしたちに授けてくださった権威について、わたしがいささか誇りすぎたとしても、恥にはならないでしょう。

 

パウロは、偽使徒たちに騙されてしまっているコリントの信徒たちに対して、「あなたがたは、うわべのことだけ見ています。」と述べています。偽使徒たちの方が見た目には素晴らしく見えたのでしょう。外見だけを見て判断してはならないというのです。

 

偽使徒たちは、パウロがキリストのものではない、キリストの使徒ではないと中傷していました。それで、パウロは、コリントの信徒たちを打ち倒すためではなく、造り上げるために主イエスが授けてくださった権威について記すのです。

 

パウロは、自分自身ではなくキリストを証しようと努めており、自分を誇ることが愚かであると知っていました。しかし、パウロは自分がキリストの使徒であることを立証するために、主イエス・キリストが自分に授けてくださった権威について記しているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちは力弱き者ですが、教会の指導者になったりする場合、神様はその役職に就かせてくださるばかりではなく権能をも与えて下さることを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。