1:13 ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、
1:14 アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、
1:15 エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、
1:16 ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。
1:17 こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。
イエス・キリストの系図のうち、アビウド以下は旧約聖書に記されていません。ユダヤ人たちはゼルバベルまでは受け入れるでしょうが、アビウド以下の系図は受け入れないと考えられます。けれども、キリスト者である私たちは、アビウド以下の系図も、受け入れ、イエス・キリストの系図をそのまま受け入れます。
旧約聖書に記されていなくても、マタイは信頼できる資料を用いて、神様のお導きの中でこの系図を記したに違いありません。このようにしてアブラハム、ダビデ、イエス・キリストへと続く血筋の中で、神様の約束通りに、アブラハムの子孫としてイエス・キリストがお生まれになったことが記されているのです。
この系図には「ダビデ」という名前が頻繁に登場します。6節で二回ほど(エッサイはダビデ王をもうけた。ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、)、そして17節でも二回ほど、(こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。)ダビデの名前が出てきます。イエス・キリストはアブラハムの子であるとともに、ダビデの子とも言われています。
祈り
天の父なる神様、アブラハム、ダビデ、イエス・キリストへとつながる系図を通して、あなたがこの世界の歴史の中に実際に働き、救いの御業を実現してくださることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。