4:19 イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。
4:20 二人はすぐに網を捨てて従った。
漁師であった人たちに、イエス様は、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。」と言われています。「わたしについて来なさい」。というのは律法の教師であるラビが弟子を招くときの決まった言い回しであると言われています。
弟子になって、先生の後ろについてきなさいということです。イエス様はシモンとアンデレを御自分の弟子として招かれたのでありますが、続けて、「人間を取る漁師にしよう」と言われました。これももう少し丁寧に翻訳すると「わたしがあなたがたを人間を取る漁師にしてあげよう」となります。イエス様が、網を打って魚を捕っているシモンとアンデレを、人間を取る漁師にしてくださると言うのです。
「人間をとる漁師」というのは、人々を天の御国へと導く漁師にしてあげようという意味です。魚を捕る漁師であった彼らは、イエス・キリストの弟子となって、今度は人々を神の国にお導きするという働きをしていくようになるのです。
ローマ書10章には「宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。
遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか」と書いてあるとおりです。」(ローマ10:13~14)と言われています。
祈り
天の父なる神様、よい知らせを宣べ伝える人たちを立てて下さり、彼らを整えてお遣わしくださる恵みを感謝いたします。あなたの働き人たちが、真実にあなたの御心に従って生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。