6:19 「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。
6:20 富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。
6:21 あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」
イエス様は、「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。富は、天に積みなさい。」と言われました。
当時の人々にとって、「宝」とは、高価な衣服や穀物や貴金属などでした。今でしたらお金や財産なども宝とされることでしょう。そうしたものはやがては朽ち果てて消えてしまうものです。
宝は天に蓄えなさいと言われています。天に蓄えることのできる宝とは、先に記したようなやがては消えてしまうものではありません。1コリント人への手紙13章には、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」(1コリント13:13)と言われています。
いつまでの続くものを宝として天に蓄えると言ってもよいでしょう。ここで言われているものこそが、真実に価値のある宝ということが出来るのです。
祈り
天の父なる神様、いつまでも変わらないものを求めつつ、天に宝を積むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。