8:14 イエスはペトロの家に行き、そのしゅうとめが熱を出して寝込んでいるのを御覧になった。

 8:15 イエスがその手に触れられると、熱は去り、しゅうとめは起き上がってイエスをもてなした。

 

カファルナウムには弟子の一人であるペトロの家がありました。おそらく、イエスさまは、カファルナウムに住んでいる間、ペトロの家に泊まっておられたのではないかと思われます。この時ペトロのしゅうとめが熱を出して寝込んでいるのをご覧になりました。

 

イエスさまは、しゅうとめが熱を出して寝込んでいるのを見て、彼女の手に触れ、しゅうとめを癒されました。私たちはこれまで、イエスさまが重い皮膚病を患っている人を清くされたこと、異邦人である百人隊長のしもべを癒されたことを見てきました。

 

重い皮膚病を患っている人、異邦人、女性、この三者はいずれも神さまとの交わりから遠ざけられていた者たちでした。イスラエルの民に属していても、女性は男性に比べて神さまから遠ざけられていたのです。(エルサレム神殿の婦人の庭とイスラエルの庭(男子の庭)には区別がありました)

 

イエスさまはユダヤ人の女性であるペトロのしゅうとめが熱を出して寝込んでいるのを見て、一方的に、彼女の手に触れ、癒されたのです。このことは、何を意味しているのでしょうか?それは、神の民イスラエルにおいて、男も女も等しく神さまの救いにあずかることができるということです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちを分け隔てすることなく、あなたの恵みに与らせてくださる恵みを感謝いたします。私たちも人々を分け隔てすることなく共に歩むことが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。