17:22 一行がガリラヤに集まったとき、イエスは言われた。「人の子は人々の手に引き渡されようとしている。
17:23 そして殺されるが、三日目に復活する。」弟子たちは非常に悲しんだ。
イエス様と弟子たちは、これまでフィリポ・カイサリア地方から、再びガリラヤへと戻って来られました。そして、それは過ぎ越しの祭りを祝うために、エルサレムに行くためであったと思われます。
そしてこの時、イエス様は再び、ご自分が捕らえられて殺され、三日目に復活することを予告されました。「人の子は人々の手に引き渡されようとしている。そして殺されるが、三日目に復活する」と言われたのです。
ここで「引き渡される」と言われているのは神様によって引き渡されるということです。神様によってイエス様は人々の手に引き渡されようとしているのです。そして、人々によって殺され、三日目に神様によって復活させられると言うのです。
このイエス様の御言葉を聞いて、弟子たちは非常に悲しみました。先に、フィリポ・カイサリア地方で御自分の死と復活について予告された時、ペトロは、イエス様に対して、「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません」といさめ始めました。
そして、イエス様から二度目の死と復活の予告を聞いたとき、弟子たちは非常に悲しんだのです。この時も、弟子たちの心に入ってきたのは、イエス様が人々の手に引き渡され、殺される、というところまででした。弟子たちは三日目に復活させられるというイエス様の御言葉を理解することができず、非常に悲しんだのです。
祈り
天の父なる神様、イエス様が受難と復活の予告をなさったとき、弟子たちはとても悲しみました。彼らにはまだこのことの意味が分かりませんでしたが、やがてこの言葉の通りに主が十字架で死なれ、三日目に復活なさり、さらには聖霊が注がれたときに彼らは確信をもって福音を宣べ伝えるようになりました。あなたが成し遂げてくださった、今も成し遂げてくださる御業を心より感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。