26:31 そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散ってしまう』/と書いてあるからだ。
26:32 しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く。」

一同が賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけました、そのとき、イエス様は弟子たちにこう言われました。「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散ってしまう』と書いてあるからだ。しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く」。

過越の食事の席において、イエス様は、「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている」と言われましたが、今日の御言葉では、「今夜、あなたがたは皆わたしにつまずく」と言われます。イエス様は、弟子たちが皆、今夜自分を捨てて去ってしまうと予告しておられるのです。

そして、それは聖書の御言葉、ゼカリヤ書13章7節にある御言葉が実現するためであると言われました。13章7節には、「剣よ、起きよ、わたしの羊飼いに立ち向かえ/わたしの同僚であった男に立ち向かえと/万軍の主は言われる。羊飼いを撃て、羊の群れは散らされるがよい。わたしは、また手を返して小さいものを撃つ。わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散ってしまう」と言われています。

ここでの「わたし」は、神様のことです。神様が羊飼いであるイエス様を打たれるので、羊の群れである弟子たちは散ってしまうというのです。イエス様は、この聖書の御言葉が今夜、あなたたちのうえに実現すると言われたのです。しかし、散らされてしまった羊の群れは散らされたままではありません。なぜなら、神様は羊飼いであるイエス様を復活させられるからです。イエス様は復活させられた後、弟子たちより先にガリラヤへ行き、彼らを再び一つの群れとしてくださるのです。

祈り

天の父なる神様、あなたに従うことは、私たちの努力や思いによってできることではなく、あなたの導きなしには出来ない者です。どうか私たちが生涯あなたの御手のうちに、あなたと共に御心のうちに歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。