1:23 そこで人々は、バルサバと呼ばれ、ユストともいうヨセフと、マティアの二人を立てて、
1:24 次のように祈った。「すべての人の心をご存じである主よ、この二人のうちのどちらをお選びになったかを、お示しください。
1:25 ユダが自分の行くべき所に行くために離れてしまった、使徒としてのこの任務を継がせるためです。」
1:26 二人のことでくじを引くと、マティアに当たったので、この人が十一人の使徒の仲間に加えられることになった。
人々は、バルサバと呼ばれ、ユストともいわれているヨセフと、マティアの二人を立てて、次のように祈りました。「すべての人の心をご存じである主よ、この二人のうちのどちらをお選びになったかを、お示しください。ユダが自分の行くべきと所に行くために離れてしまった、使徒としてのこの任務を継がせるためです。」
そして人々は、その最後の決断を主イエスに委ねました。主イエスの判断を仰ぐために、人々は主イエスに祈り、くじを引いたのです。イスラエルにおいて、くじを引くことは、神様の御意志を知るための大切な手段でした。
箴言16章33節には、「くじは膝の上に投げるが/ふさわしい定めは主から与えられる」と記されています。旧約聖書を見ると、各部族が約束の地を分配した時、またイスラエルに初めての王が立てられた時、くじを引いて決めています。大変重要ことにおいても、イスラエルの人々はくじを引いて神のみこころがどこにあるのかを決めたのです。
ですから、くじはいい加減な決め方ではなくて、神様が用いられる大切な手段でした。そして、すべての人の心をご存じであられる主は、マティアを使徒として選ばれました。こうして、再び使徒たちは12人となったのです。
祈り
天の父なる神様、イエス様は12人の弟子たちをお選びになりましたが、イスカリオテユダがいなくなったために弟子たちの数は11人となっていました。それでもう一人の弟子を選ぶことになり、くじによってマッテヤが選ばれました。このようにして主の働き人が選ばれて初代の教会の核となる人たちが与えられました。すべての働きの中にあなたの導きがあったことを覚え、あなたの救いの御業が今も続けられていることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。