4:14 しかし、足をいやしていただいた人がそばに立っているのを見ては、ひと言も言い返せなかった。
4:15 そこで、二人に議場を去るように命じてから、相談して、
4:16 言った。「あの者たちをどうしたらよいだろう。彼らが行った目覚ましいしるしは、エルサレムに住むすべての人に知れ渡っており、それを否定することはできない。
4:17 しかし、このことがこれ以上民衆の間に広まらないように、今後あの名によってだれにも話すなと脅しておこう。」
議員たちは、足をいやしていただいた人がそばに立っているのを見ては一言も言い返せず、二人に議場を去るように命じてからこう相談しました。「あの者たちをどうしたらよいだろう。彼らが行った目覚ましいしるしは、エルサレムに住むすべての人に知れ渡っており、それを否定することはできない。しかし、このことがこれ以上民衆の間に広まらないように、今後あの名によってだれにも話すなと脅しておこう。」
ここで、議員たちは、二人が足の不自由な男を癒したことは、否定することができない事実であると認めております。けれども、それならば、確かにその男を癒したイエスが、死者から復活し、今も生きておられることを認めたかと言うとそうではありません。
彼らは、「それを否定することはできない」と認めながらも、イエス様の復活を信じず、むしろ、今後あの名によってだれにも話すなと脅しておこうと決議するのです。彼らは、ペトロの説教を聞いても、悔い改めようとはしないのです。
祈り
天の父なる神様、エルサレムの議員たちは、ペトロの説教を聞いて非常に戸惑いました。「あの者たちをどうしたらよいだろう。彼らが行った目覚ましいしるしは、エルサレムに住むすべての人に知れ渡っており、それを否定することはできない。しかし、このことがこれ以上民衆の間に広まらないように、今後あの名によってだれにも話すなと脅しておこう。」と話し合いましたが、脅されても福音を伝えるペトロたちになすすべもありませんでした。神様のみこころがこのようにして実現されていくことに感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。