12:2 覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。
12:3 だから、あなたがたが暗闇で言ったことはみな、明るみで聞かれ、奥の間で耳にささやいたことは、屋根の上で言い広められる。」
私たちの暮らしているこの社会では、隠されたまま知られずに済むということがしばしばあるようです。権力をもった人が過失を犯しても、権力や人脈を使ってそれを抑え込み、裁判官にも賄賂を使って不正であってもそのままに終わってしまうということもあるようです。
特に権力をもった人でなくても、私たちの暮らしにおいて、いつのまにか忘れられたり、知られずに済むこともしばしばあるように思われます。しかし、イエス様は、「覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。」と言われました。
今は分からなくなっていることもやがては明らかになるのです。神様はすべてをご存知ですから、今は闇の中に会って隠れていたとしても、やがてはすべてが明るみに出されるのです。
そうすると、私の罪もすべてが明るみに出されるのか、キリストの血潮によって罪が赦されたのではなかったのか。と思われる方もおられるかも分かりません。罪を赦すということは、もう二度と罪を思い起こすことはないということです。
イザヤ書には、「わたし、このわたしは、わたし自身のために/あなたの背きの罪をぬぐい/あなたの罪を思い出さないことにする。」(43:25)と言われています。
祈り
天の父なる神様、あなたはわたしのすべてをご存知であり、多くの罪を重ねてきたこともご存知です。罪は死をもって償わなければなりませんが、あなたのひとり子によってこの罪を贖ってくださいました。あなたの前に、悔い改めと謙遜をもって歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。