わたしはアルファであり、オメガである。ヨハネの黙示録22章13節

 日本においては、神はどのようなお方であるか漠然としているようです。もちろん大きな力をもつ存在ではあるでしょうが、ギリシャ神話と同じように、神も人間と同じように、時に感情的になったり、いたずらや意地悪をしたり、恋愛におちたり、だから神の気分を害しないように、たたりを頂かないようにお祓いをするようなこともあります。死ねば人も神や仏になるという考えもありますから、日本に知られてきた神々は、人間とさほど変わらない者であるように思われます。

しかし、まことの神はそのようなお方なのでしょうか。今日の聖句では、神は、「アルファでありオメガであるお方」であるといわれています。はじめであり終わりであるお方であるということです。この世界が存在する前からおられて、この宇宙や天地万物を創造し、今もそれらを育んでいてくださるお方です。 はじめであり終わりである方、神はそのような方であるということが分かれば、人間をはるかに超えた絶対者であるおかたこそが神なのだということがわかります。そのような方をこそ、私たちは私の神として信頼し、崇めることができるのです。

 途中から存在したものはすべて被造物であって、神ではありません。 イエス・キリストは、ヨハネの福音書1章の初めに記されているように、初めからおられた神ご自身であり、神が人としてお生まれになって、私たちの救い主としての働きを実現してくださいました。
祈り
天の父なる神様、人が作った神々ではなく、あなたのみ言葉によって真の神を知ることができますように。またあなたが遣わしてくださった神の御子イエス・キリストを通してあなたご自身を知ることができますようにお導きください。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。