21:6 サラは言った。「神はわたしに笑いをお与えになった。聞く者は皆、わたしと笑い(イサク)を/共にしてくれるでしょう。」

21:7 サラはまた言った。「誰がアブラハムに言いえたでしょう/サラは子に乳を含ませるだろうと。しかしわたしは子を産みました/年老いた夫のために。」

21:8 やがて、子供は育って乳離れした。アブラハムはイサクの乳離れの日に盛大な祝宴を開いた。

 

サラは年をとって、もう私は母になることなど考えられないと思っていたことでしょう。当時は、女性にとっては子供が生まれることが非常に大切なことと考えられていました。結婚しても子供が出来ない女性は肩身が狭い思いをしなければならなかったのです。

 

しかし、イサクが生まれた今、アブラハムもサラも、諦めていただけに喜びもひとしおであったと思われます。サラは、神によって男の子が生まれるというお告げを聞いた時、ひそかに笑ったことがありました。イサクを見る時に、彼女は自分が笑ったことをも思い起こして、このような自分たちにあたえられた神の恵みを思い起こしたことでしょう。

 

アブラハムは信仰の父と言われますが、神の召命を受けて旅立った後も、その信仰が揺らぐこともありましたが、神は真実にその約束を果たしてくださり、彼を祝福し、約束の子を与えてくださったのです。

神の真実は変わることがありません。

 

祈り

 

天の父なる神様、アブラハムにイサクが生まれたことは、あなたがやがてお遣わしになるメシアであるイエス・キリストの誕生にそのまま結びついています。この歴史の中に救いの道を拓いてくださるあなたの恵みを覚えて、あなたの御愛にお応えできるものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。