21:20 「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。
21:21 そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ち退きなさい。田舎にいる人々は都に入ってはならない。
21:22 書かれていることがことごとく実現する報復の日だからである。
21:23 それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。この地には大きな苦しみがあり、この民には神の怒りが下るからである。
21:24 人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。」
イスラエルは、ローマ帝国による攻撃を受けて紀元70年には滅ぼされてしまいますが、今日のみ言葉を聞いていたクリスチャンたちは、そこから脱出していたために被害に遭わなかったと言われています。
これは過去に成就した預言ですが、それで終わったというものではなく将来も起こる預言であるということも出来るでしょう。
長い間の流浪の民であったユダヤ人たちは、1948年5月14日、祖国を再び再建しました。そして外国に散っていたユダヤ人たちがそこに移り住むようになっています。そこで計って用いられていたヘブライ語が話されるようになりました。しかし、旧約聖書の教えに基づいて律法を守り行おうとする人たちは少数派であるようです。
エルサレムに第3神殿を建てようとする人たちもおり、やがてエルサレムの都が敵の軍隊に包囲されるようなことになると、今度はヨハネの黙示録にあるようにハルマゲドンの最終戦争が起こると考える人もあります。
実際にどうなるかは分かりませんが、神は、最終的に悪を裁き救いを完成してくださることを覚えたいと思います。
祈り
天の父なる神様、罪にまみれてしまったこの世界は、いつまでもこのような状態が続くのではなくて、あなたが預言しておられるように必ず悪が裁かれるとともに、救いが完成する時がやってきます。キリストの再臨を待ち望むものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。