19:1 イエスはこれらの言葉を語り終えると、ガリラヤを去り、ヨルダン川の向こう側のユダヤ地方に行かれた。

 19:2 大勢の群衆が従った。イエスはそこで人々の病気をいやされた。

 

兄弟を赦すことについてお語りになった後で、イエス・キリストとその一行はガリラヤからユダヤ地方に向かっていかれます。1621節には、「このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた」と言われていました。

 

いよいよイエス様は、捕らえられて十字架にかかり、復活するという救いの御業を行うためにエルサレムに向かって行かれるのです。エルサレムには神殿があり、当時の宗教と政治の指導者であった最高法院の議員たちがいます。

 

彼らは、イエス・キリストをいかにして殺害しようかと考えていた人たちでしたが、彼らによって捕らえられ、十字架におかかりになるために、言葉を変えて言えば父なる神の怒りの杯を飲んでご自身を捧げるためにエルサレムに向かって行かれるのです。どこまでも父なる神の御心に従い抜くというイエス様の志と行動を見ることが出来ます。

 

ユダヤ地方に行っても、大勢の群衆がイエス様に従ってきました。そして、イエス様はそこでも人々の病気を癒されたのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、父なる神の御心に従い抜かれたイエス様によって、神の国がもたらされたことを心より感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。