17:22 それから、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう。

17:23 『見よ、あそこだ』『見よ、ここだ』と人々は言うだろうが、出て行ってはならない。また、その人々の後を追いかけてもいけない。

17:24 稲妻がひらめいて、大空の端から端へと輝くように、人の子もその日に現れるからである。

 

22節などに言われている「人の子」というのはイエスさまご自身のことです。「あなたがたが、人のこの日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし見ることはできないであろう」‥‥これは人の子イエスさまが、この地上からいなくなることを言っています。

 

すなわち、天に帰られるということです。なぜ天に帰られるのか?‥‥それは、神の右の座についたのちに聖霊を送って下さるためであり、30節に言われているように、再びこの世に来られるためです。それをキリストの再臨と言います。

 

キリストは、今から2000年前に来られたのは、人の子として生まれ、罪のない生涯を送り、完全に清い捧げものをご自身で捧げて十字架において罪をあがなわれるためでした。そして、再臨として来られるのは、神の救いの御計画を完成するために、悪を裁くために来られるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、今の私たちの世界は依然として闇に包まれています。「神がいるならどうしてこのようなことが起こるのか」という方々もおられます。今すぐにでも悪魔を打ち破ってもらいたいと思う方もおられるかと思います。しかし、サタンを滅ぼす時には、同時にサタンに追随していた人たちも滅ぼすことになるので、ひとりでも多くの人が罪を悔い改めて救われることが出来るように忍耐深くその裁きを遅らせておられるのです。しかし、やがて必ず再臨があり裁きと救いの完成の時があることを覚え、この希望を持って生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。