49:13 ゼブルンは海辺に住む。そこは舟の出入りする港となり/その境はシドンに及ぶ。

49:14 イサカルは骨太のろば/二つの革袋の間に身を伏せる。

49:15 彼にはその土地が快く/好ましい休息の場となった。彼はそこで背をかがめて荷を担い/苦役の奴隷に身を落とす。

 

ゼブルン族は、その領地を海辺に面したところに得ることとなります。申命記331819には「ゼブルンのために彼は言った。喜べ、ゼブルンよ、海に漕ぎ出すときに。喜べ、イサカルよ、あなたの天幕の中で。彼らは諸国の民を山に招き/そこで正しいいけにえをささげる。彼らは海の富、砂に隠れた宝を手に入れる。」と言われています。シドンは、パレスティナのすぐ北のフェニキアにある有名な港町です。

 

イサカルは、遊牧生活よりも平野における安楽な生活を好んだことが記されています。「二つの革袋」と訳されているヘブライ語は、ロバにつける二つのくら袋のことを意味しています。ろばはくら袋を付けたままその間に伏して休むことを好むと言われています。

 

彼らは、イスラエル全体からすると、北のガリラヤ地方に近いところに住むことになります。

 

祈り

 

天の父なる神様、ヤコブは自分の息子たちがイスラエル12部族として、これからのイスラエルの将来を預言しましたが、これは神が与えた預言の言葉でしたから、そのまま歴史の中に実現していきました。歴史を支配しておられる摂理の神の働きが、私たちの内にも今実現されていることを覚えることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。