「サライの女奴隷ハガルよ。あなたはどこから来て、どこへ行こうとしているのか。」「女主人サライのもとから逃げているところです」と答えると、

16:9 主の御使いは言った。「女主人のもとに帰り、従順に仕えなさい。」

16:10 主の御使いは更に言った。「わたしは、あなたの子孫を数えきれないほど多く増やす。」

16:11 主の御使いはまた言った。「今、あなたは身ごもっている。やがてあなたは男の子を産む。その子をイシュマエルと名付けなさい/主があなたの悩みをお聞きになられたから。

16:13 ハガルは自分に語りかけた主の御名を呼んで、「あなたこそエル・ロイ(わたしを顧みられる神)です」と言った。それは、彼女が、「神がわたしを顧みられた後もなお、わたしはここで見続けていたではないか」と言ったからである。

 

神は、アブラムとサライの間に子供が生まれることを約束してくださいましたが、女奴隷であるハガルがサライのいじめから逃れるために家を出ていったとき、御使いを遣わして言われました。

 

「わたしは、あなたの子孫を数えきれないほど多く増やす。今、あなたは身ごもっている。やがてあなたは男の子を産む。その子をイシュマエルと名付けなさい/主があなたの悩みをお聞きになられたから。」

 

神は、御自分の民を守り、祝福にあずからせてくださるのみならず、信仰を持たない人をも、養い、育て、守り、導いてくださることが分かります。マタイによる福音書5章には、「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。」(マタイ5:45)と言われているように、すべての命ある人々、生き物を今日も養っていてくださいます。

 

祈り

 

天の父なる神様、主人にいじめられ、家を出たハガルに御使いを遣わして、彼女と子供を守り、彼らの将来にも祝福を与えてくださる恵みを感謝いたします。どの人もあなたによって生かされている一人一人であることを覚えて、それぞれが自分のまことの造り主、育て主を知ることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。